文献詳細
特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4)
学会原著
文献概要
(P3-2-14) 涙道閉塞の治療として留置したヌンチャク型シリコーンチューブの内容を,抜去後に培養し,微生物学的に検索した。対象は24眼で,チューブの留置期間は1から15か月,平均61か月であった。チューブからは17本(71%)が菌陽性であり,結膜嚢からは10眼(42%)で菌が検出された。留置期間が6か月を超えると検出率が大きかった。チューブが感染源になる可能性があり,長期間の留置には注意が必要である。
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