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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻7号

1999年07月発行

文献概要

臨床報告

Peters奇形の親子例

著者: 貞元幸子1 江島哲至1 菅井滋1 高木郁江1 猪俣孟2

所属機関: 1国立病院九州医療センター眼科 2九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1471 - P.1474

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 Peters奇形の親子例で,子にはAxenfeld-Rieger症候群を合併した症例を経験した。子は生後8日の男児で,両眼の中央部角膜に混濁があり,同部の角膜は菲薄,角膜と虹彩の間に虹彩の糸状突起がみられ,Peters奇形と診断した。また,Schwalbe環の隆起,隅角形成不全,虹彩実質低形成がみられ,Axenfeld-Rieger症候群を合併していた。しかし,3か月後,角膜混濁は軽減し,身体発育に伴い,隅角形成不全,虹彩実質低形成の程度はともに著明に軽減した。父は,32歳で,両眼の中央部角膜に混濁があり,同部では角膜虹彩間に虹彩の索状突起がみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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