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単純ヘルペスウイルス2型による急性網膜壊死
著者: 大野重昭1
所属機関: 1横浜市立大学眼科
ページ範囲:P.1529 - P.1529
文献購入ページに移動 1971年,日本人研究者によって世界で初めて報告された急性網膜壊死(桐沢-浦山型ぶどう膜炎)は,帯状ヘルペスウイルスや単純ヘルペスウイルス(HSV)によって起こる。しかしHSVの場合,1型か2型かは不明であった。
この症例は48歳の女性で,左眼のみの症例である。PCR法で左前房水,硝子体液からともにHSV2型が検出された。HSV 2型は陰部ヘルペスだけではなく,急性網膜壊死をも生じうることを銘記すべきである。
この症例は48歳の女性で,左眼のみの症例である。PCR法で左前房水,硝子体液からともにHSV2型が検出された。HSV 2型は陰部ヘルペスだけではなく,急性網膜壊死をも生じうることを銘記すべきである。
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