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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻8号

1999年08月発行

文献概要

今月の表紙

単純ヘルペスウイルス2型による急性網膜壊死

著者: 大野重昭1

所属機関: 1横浜市立大学眼科

ページ範囲:P.1529 - P.1529

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 1971年,日本人研究者によって世界で初めて報告された急性網膜壊死(桐沢-浦山型ぶどう膜炎)は,帯状ヘルペスウイルスや単純ヘルペスウイルス(HSV)によって起こる。しかしHSVの場合,1型か2型かは不明であった。
 この症例は48歳の女性で,左眼のみの症例である。PCR法で左前房水,硝子体液からともにHSV2型が検出された。HSV 2型は陰部ヘルペスだけではなく,急性網膜壊死をも生じうることを銘記すべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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