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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻8号

1999年08月発行

文献概要

臨床報告

ガンシクロビルと硝子体切除が有効であった桐沢型ぶどう膜炎の2例

著者: 中村ひかる1 石本聖一1 藤澤公彦1 岡田豊和1 田原義久1 中村武彦1 木村一賢1 猪俣孟1

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1599 - P.1603

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 45歳と72歳の女性がいずれも片眼の桐沢型ぶどう膜炎を発症した。前房水と硝子体から水痘帯状疱疹ウイルスが検出された。アシクロビルの全身投与は無効であったが,ガンシクロビルの全身投与の後に硝子体切除を行った。1例では術中にガンシクロビルの眼内灌流を行った。これにより病勢が鎮静化した。アシクロビル治療に抵抗する桐沢型ぶどう膜炎にガンシクロビルと硝子体手術が有効であることを示す症例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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