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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻8号

1999年08月発行

文献概要

臨床報告

体表部の化膿巣から生じた内因性細菌性眼内炎の2例

著者: 冨田実1 戸部隆雄1 安藤彰1 高橋寛二1 西村哲哉1 宇山昌延1

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1605 - P.1609

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 要約 体表部の化膿巣が原因で内因性細菌性眼内炎を発生し,急激に進行して失明に至った2症例を経験した。感染源は1例では点滴静注の留置部が化膿したもの,他例では義歯による歯肉炎と思われた。2例ともに基礎疾患はなかった。基礎疾患のない健常人でも,体表部の化膿巣から細菌が眼内へ血行性に転移し,内因性細菌性眼内炎を起こすことがあるので注意が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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