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臨床報告
文献概要
20歳台の健常者6名6眼で,超音波生体顕微鏡(UBM)による前房深度を測定した。眼球を回転させ,回転時の部位と画像を記録し,UBMの二次元情報に三次元的位置情報を加えて測定値の変動を小さくすることを試みた。検出画像の座標変換行列式をコンピュータで三次元座標計に変換し,形状を再構築して計測部位を決定した。2日間の同時刻で行った測定での変動係数は,散瞳下で0.24%,無散瞳で0.42%であり,両日間に有意差はなかった。画像の部位を設定することで,UBMによる前房深度計測に再現性が得られた。
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