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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻1号

2000年01月発行

文献概要

臨床報告

光干渉断層計が有用であった経過の異なる糖尿病黄斑症の2例

著者: 岩瀬真実1 今井雅仁1 飯島裕幸1

所属機関: 1山梨医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.53 - P.57

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 3年前に汎網膜光凝固を受けている増殖糖尿病網膜症の59歳男性(症例1)の左眼と,前増殖糖尿病網膜症の49歳男性(症例2)の右眼の経過を,光干渉断層計(OCT)で追跡した。2症例ともびまん性黄斑浮腫があった。症例1では視力低下に先行して網膜厚が増大した。症例2では黄斑浮腫に対して硝子体手術を予定していたが,OCTで網膜厚の減少傾向が確認されたので手術を延期したところ,手術を行うことなく視力が改善した。2症例とも全身状態などのために,蛍光眼底造影は実施できなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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