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特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 巻頭言
序文 21世紀の眼科基本診療をめざして
著者: 水流忠彦1
所属機関: 1自治医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.8 - P.9
文献購入ページに移動 西暦2000年も残すところわずかとなり,21世紀を目前にしたこの時期に「眼科基本診療Update—私はこうしている」を発刊することになった。実は1991年に,「限科基本診療—私はこうしている」というタイトルで「臨床眼科」の増刊号が発刊されており,今回はそのUpdate版ということになる。編集者としては,現代の眼科基本診療の水準を明らかにし,来たるべき21世紀の眼科診療に備えるべく決定版ともいうべきものを目指したつもりである。そのため,現在眼科診療の第一線でご活躍中で,豊富な経験と高い見識をもっておられる先生方に得意分野のご執筆をお願いした。
1990年代の日本は長期不況に見舞われ,社会や経済あるいは産業の構造改革も進まず,俗に“失われた10年”といわれている。しかし,1991年に発行された「眼科基本診療」と今回の「眼科基本診療Update」を比較していただくと明らかなように,各先生方には記述を必要最小限にお願いしてもなお,頁数の大幅な増加をみることになった。眼科に関する限り,1990年代はまさに輝かしい変革を遂げた10年といっても過言ではない。
1990年代の日本は長期不況に見舞われ,社会や経済あるいは産業の構造改革も進まず,俗に“失われた10年”といわれている。しかし,1991年に発行された「眼科基本診療」と今回の「眼科基本診療Update」を比較していただくと明らかなように,各先生方には記述を必要最小限にお願いしてもなお,頁数の大幅な増加をみることになった。眼科に関する限り,1990年代はまさに輝かしい変革を遂げた10年といっても過言ではない。
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