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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 1.診断に必要な基本技術 一般的検査

超音波検査

著者: 川野庸一1

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.31 - P.34

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 はじめに
 超音波検査装置は,トランスデューサから発振された音波が組織内を通過する際に音響特性の異なる組織界面から生じる反射を感知して画像表示する。1960年代から眼科的使用が始まり,現在Aモードおよび二次元画像表示のBモードの検査が広く行われている。これらの「一般的」超音波検査に対して,UBM (ultrasound biomicroscopy)はPavlinらによって眼科臨床に導入され,従来観察が困難であった前限部の構造を高い解像度で観察することを可能にした(「Zoom up 1」参照)。特に閉塞隅角緑内障,前眼部の腫瘍性疾患や先天異常などで威力を発揮する。
 本稿では筆者が診療する機会が多い腫瘍性疾患とぶどう膜炎の超音波像につき述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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