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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている

1.診断に必要な基本技術 一般的検査

斜視・眼位異常の評価

著者: 牧野伸二1

所属機関: 1自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.40 - P.41

文献概要

 はじめに
 眼位異常を訴えて来院した患者の主訴は何かを,まずしっかり確認することが大切である。また,詳細な病歴の聴取はその後の診断,治療方針を立てる上で重要である。眼位異常の発症時期,程度,頻度などの問診においては,写真で角膜反射の位置を目安に眼位を確認したり,小児の場合は検者の後ろに家族を立たせ,患者側の眼位に関する訴えと実際の眼位とを照合して説明しておくことも大切である。複視,斜頸,片眼つぶりの有無,過去の治療歴,家族歴なども問診しておく。
 以下,特別な検査機器を用いないでできる検査から述べることとする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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