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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている

1.診断に必要な基本技術 一般的検査

電気生理学的検査—1.網膜電図と眼球電図

著者: 白尾裕1 瀬川安則1 北勝利1

所属機関: 1金沢大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.48 - P.51

文献概要

 ERGとEOGはどう違う?
 ERG (網膜電図)もEOG (限球電図)も同じように眼球から出る電位を記録する検査である。ERGは角膜(子供では眼瞼のこともある)に電極を置いて光刺激を照射した際の電位変化を直接記録したもので,臨床的には電極の分極や接触不良,眼球動揺,角膜障害などの問題があるので短時間(普通長くて0.5秒ほど)の電位しか記録できない。一方,EOGは短時間の応答の記録には向かないが,分単位の遅い電位変化の記録に適する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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