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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている

1.診断に必要な基本技術 一般的検査

多局所網膜電図検査

著者: 谷川篤宏1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.54 - P.57

文献概要

 はじめに
 多局所網膜電図(multifocal ERG)は,米国のSutterら1)によって開発された新しい局所ERGの記録装置である。本装置では,複数の網膜部位を擬似ランダム刺激(binary m-sequence)を使って同時に刺激して,各部位から局所ERGを記録することができる。これによって短い検査時間で後極部の網膜機能の障害の有無や,障害部位の範囲とその程度を測定,評価することが可能である。本稿では多局所ERGの記録方法とそのポイント,対象疾患に関する注意点や臨床応用について述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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