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特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 1.診断に必要な基本技術 眼疾患の診断に関する基本の知識
眼窩腫瘍性病変の診断
著者: 中村裕1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.112 - P.114
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眼窩に生じる腫瘍性病変は,病理組織学的には良性,悪性に分類され,また原発部位別には,眼窩そのものからのもの,隣接組織(例えば眼瞼,副鼻腔,頭蓋内)からの進展や浸潤によるもの,さらには遠隔部位からの転移によるものなどに分類される。眼窩腫瘍性病変の治療は,手術的切除,放射線療法や化学療法などの保存療法,また眼窩偽腫瘍などに特異的に使用される副腎皮質ステロイド薬投与など多岐にわたることから,その組織学的性格,原発部位などを把握することは大変重要である。
以下に,眼窩腫瘍性病変の診断について,その要点および,適応の重要性と順序,さらに施行時期などについて述べる。
眼窩に生じる腫瘍性病変は,病理組織学的には良性,悪性に分類され,また原発部位別には,眼窩そのものからのもの,隣接組織(例えば眼瞼,副鼻腔,頭蓋内)からの進展や浸潤によるもの,さらには遠隔部位からの転移によるものなどに分類される。眼窩腫瘍性病変の治療は,手術的切除,放射線療法や化学療法などの保存療法,また眼窩偽腫瘍などに特異的に使用される副腎皮質ステロイド薬投与など多岐にわたることから,その組織学的性格,原発部位などを把握することは大変重要である。
以下に,眼窩腫瘍性病変の診断について,その要点および,適応の重要性と順序,さらに施行時期などについて述べる。
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