icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている

1.診断に必要な基本技術 眼疾患の診断に関する基本の知識

網膜血管病変の所見の取り方

著者: 川崎良1 佐藤浩章1 佐藤武雄1 山下英俊1

所属機関: 1山形大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.133 - P.134

文献概要

 はじめに
 網膜血管病変を呈する疾患は多岐にわたる。日常臨床で遭遇する機会の多い疾患の基本病態として網膜浮腫,出血,血管閉塞など循環障害が重要な位置を占めている1)。疾患により網膜循環障害の原因,程度や分布が異なり,眼底像は異なるが,眼底所見からその病態を推し量り,病期や重症度を把握することができれば適切な治療の糸口が得られる。
 以下に網膜循環障害による眼底所見を,1)毛細血管瘤,硬性白斑,2)網膜出血,3)軟性白斑,4)血管の異常,5)新生血管に分けて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら