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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている Special lecture

屈折矯正手術の現状と今後

著者: 鈴木雅信1

所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.159 - P.161

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 はじめに
 海外においては,1970年代の角膜放射状切開術(radial keratotomy:RK)に続き,1980年代のエキシマレーザー手術の開発・発展により屈折矯正手術が広く普及している。一方,本邦における屈折矯正手術は1940年代に角膜前後面切開術で始まったが,その後,多くの術後水疱性角膜症をきたすに至った。この反省から,特に眼科医の間ではRKに対して慎重な態度をとったため本邦では普及しなかった。その後のレーザー手術の発展により,2000年1月にレーザー角膜屈折矯正術(photorefractive keratectomy:PRK)が厚生省から認可を受け,本邦でも今後は屈折矯正手術の普及が見込まれる。本稿では主な屈折矯正手術(表1)の現状と今後について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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