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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 2.治療に必要な基本技術 外眼部疾患の治療

麦粒腫・霰粒腫・眼瞼腫瘍の治療

著者: 小島孚允1

所属機関: 1大宮赤十字病院眼科

ページ範囲:P.179 - P.181

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 麦粒腫
 1.薬物治療
 起炎菌は黄色ブドウ球菌または表皮ブドウ球菌であることが多いので,グラム陽性菌に感受性を持つ抗生物質を局所投与する。外麦粒腫では抗生物質眼軟膏を,内麦粒腫では抗生物質の点眼を用いる。筆者は患者の苦痛を速やかに除去し,眼窩蜂窩織炎のような重症例に移行する機会を少なくするために,薬物アレルギーの既往のあるもの,抗生物質の全身投与を希望しないものなどを除いて,原則として初期の例でも局所投与に並行して抗生物質内服薬を数日間(3〜5日)投与する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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