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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 2.治療に必要な基本技術 眼表面・角膜疾患の治療

流行性角結膜炎の予防と治療

著者: 高村悦子1

所属機関: 1東京女子医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.205 - P.207

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 はじめに
 眼科領域で院内感染が問題となるとき,まず考えておかなければならないのはウイルス性結膜炎,なかでもアデノウイルスによる流行性角結膜炎(epidemic keratoconjunctivitis:EKC)である。日常臨床の場で遭遇する機会も多く,一度気を許すとあっという間に医師の手指や検査に使用した器具,点眼薬を介して,患者へ,ときには医療従事者へと感染が拡がる。
 EKCの蔓延を予防するためには,臨床的特徴を十分把握し,怪しい場合は,疑ってかかることが大切である。ここでは,外来診療でEKCを診察するときの注意点,外来で蔓延しないようにする工夫,院内感染が起った場合の対策などについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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