文献詳細
特集 眼科基本診療Update—私はこうしている
2.治療に必要な基本技術 眼表面・角膜疾患の治療
文献概要
はじめに
自己閉鎖創を用いた白内障手術が主流になった現在,一般の眼科医にとって角膜(強角膜)を縫合する機会は非常に少なくなっているものと推測される。逆にいえば,角膜と強膜の剛性の違いや,縫合の深さの感覚などを体感的に習得する機会が減少しているわけであり,実際に穿孔性眼外傷などの角膜縫合を行う場合に慌てることになりかねない。
ここでは,眼鏡のレンズで角膜裂傷をきたした場合を想定して,角膜縫合の実際について述べる。
自己閉鎖創を用いた白内障手術が主流になった現在,一般の眼科医にとって角膜(強角膜)を縫合する機会は非常に少なくなっているものと推測される。逆にいえば,角膜と強膜の剛性の違いや,縫合の深さの感覚などを体感的に習得する機会が減少しているわけであり,実際に穿孔性眼外傷などの角膜縫合を行う場合に慌てることになりかねない。
ここでは,眼鏡のレンズで角膜裂傷をきたした場合を想定して,角膜縫合の実際について述べる。
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