文献詳細
特集 眼科基本診療Update—私はこうしている
2.治療に必要な基本技術 水晶体疾患の治療
文献概要
白内障手術装置の特徴
白内障手術装置は,より効率のよい核の破砕吸引を行いつつも,いかに前房の安定性を確保するかという二律背反する課題を満たすべく技術的な進歩を遂げてきた。
現在の超音波水晶体乳化吸引術(PEA)の方向性には,2つの大きな流れがあると考える。1つには,ボトルを高くして前房内圧を高めて前房,後嚢を安定させ,high vacuumとhigh超音波(US)パワーとhigh aspiration rateで,短時間で効率のよい核の破砕吸引を目指す方向性である。もう1つは,装置の前房内圧センサーの機能を高めてhigh vacuumでも前房を安定させ,ボトルの高さとaspiration rateは通常どおりで,極めて低いUSパワーで,安全で角膜内皮に“やさしい”核の破砕吸引を目指す方向性である。
白内障手術装置は,より効率のよい核の破砕吸引を行いつつも,いかに前房の安定性を確保するかという二律背反する課題を満たすべく技術的な進歩を遂げてきた。
現在の超音波水晶体乳化吸引術(PEA)の方向性には,2つの大きな流れがあると考える。1つには,ボトルを高くして前房内圧を高めて前房,後嚢を安定させ,high vacuumとhigh超音波(US)パワーとhigh aspiration rateで,短時間で効率のよい核の破砕吸引を目指す方向性である。もう1つは,装置の前房内圧センサーの機能を高めてhigh vacuumでも前房を安定させ,ボトルの高さとaspiration rateは通常どおりで,極めて低いUSパワーで,安全で角膜内皮に“やさしい”核の破砕吸引を目指す方向性である。
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