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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 2.治療に必要な基本技術 水晶体疾患の治療

小瞳孔への対処

著者: 陰山俊之1 谷口重雄1

所属機関: 1昭和大学医学部附属藤が丘病院眼科

ページ範囲:P.242 - P.244

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 はじめに
 小瞳孔症例は,日々遭遇する白内障手術難症例のうち,最も頻度が高い難症例の1つである。昭和大学医学部附属藤が丘病院眼科におけるその頻度は,過去9年の間に行われた超音波白内障手術症例8,197眼を対象とした場合,過熟,成熟白内障症例145眼(1.8%)に続いて第2位(113眼,1.4%)であった。
 本稿では,筆者らが日々行っているいくつかの小瞳孔対処法を述べ,読者の小瞳孔攻略法の1つのバリエーションとして理解していただければ幸いである。なお本症例は,術前の診察時における術式の検討が特に大きな意味を持つため,術前診察における留意点も簡単に述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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