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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 2.治療に必要な基本技術 神経眼科疾患の治療

視神経炎の治療

著者: 若倉雅登1

所属機関: 1井上眼科病院

ページ範囲:P.315 - P.317

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 視神経炎の一般的理解
 球後視神経炎と視神経乳頭炎を総称して視神経炎といい,これらは脱髄性疾患で,多発性硬化症と同一スペクトルムにある疾患というのが眼科医の一般的理解と思われる。この「いわゆる視神経炎」は「特発性視神経炎」「脱髄性視神経炎」「急性視神経炎」を指し,比較的若年から中年に好発する疾患ととらえているのである。こういう一般的理解は,書かれてある内容だけをみると,概ね正しいとはいえる。ところが,実際の臨床では,そこからはみだす視神経炎あるいは視神経症が決して少なくない。したがって,治療の話をいきなりし始めると,混乱が生ずるのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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