文献詳細
文献概要
特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 緊急処置の実際
急激な視野障害を訴える患者—まず何を考えるか
著者: 関谷善文1
所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.328 - P.330
文献購入ページに移動 主訴の検討
急激な視野障害を訴えて眼科を訪れる患者の場合は,まず両眼性であるのか,片眼性であるのかを慎重に判断しなければならない。
どちらかというと,初診の際の患者自身の訴えとしては片眼性のものの割合が多い。なぜなら,同名半盲や両耳側半盲のような両眼性のものであっても,これをうまく表現できずに,患者は「視野障害」よりも「視力障害」と表現するため,こちらからいろいろと聞き直して,はじめて「視野障害」と判断できる場合が多いからである。
急激な視野障害を訴えて眼科を訪れる患者の場合は,まず両眼性であるのか,片眼性であるのかを慎重に判断しなければならない。
どちらかというと,初診の際の患者自身の訴えとしては片眼性のものの割合が多い。なぜなら,同名半盲や両耳側半盲のような両眼性のものであっても,これをうまく表現できずに,患者は「視野障害」よりも「視力障害」と表現するため,こちらからいろいろと聞き直して,はじめて「視野障害」と判断できる場合が多いからである。
掲載誌情報