文献詳細
文献概要
特集 眼科基本診療Update—私はこうしている 緊急処置の実際
手術中の駆出性出血の早期発見と対処
著者: 山本禎子1
所属機関: 1東邦大学医学部附属佐倉病院眼科
ページ範囲:P.341 - P.343
文献購入ページに移動 はじめに
近年,白内障手術では,術式と器械・装置の目ざましい発展により創口が小さくてすむようになり,術中の極端な眼圧の変動が少なくなった。このため白内障手術による駆出性出血の頻度は低下した。しかしその反面,後眼部の手術では,ますます疾患の適応が拡大され,大がかりな手技が行われるようになり,一定の頻度で駆出性出血が発生している。
本稿では,駆出性出血の発生予防,早期発見,その処置について述べたい。
近年,白内障手術では,術式と器械・装置の目ざましい発展により創口が小さくてすむようになり,術中の極端な眼圧の変動が少なくなった。このため白内障手術による駆出性出血の頻度は低下した。しかしその反面,後眼部の手術では,ますます疾患の適応が拡大され,大がかりな手技が行われるようになり,一定の頻度で駆出性出血が発生している。
本稿では,駆出性出血の発生予防,早期発見,その処置について述べたい。
掲載誌情報