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連載 他科との連携
防衛医大流他科との連携
著者: 吉井大1
所属機関: 1防衛医科大学校眼科学教室
ページ範囲:P.1819 - P.1821
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内科,耳鼻咽喉科,脳神経外科,形成外科,小児科,泌尿器科,麻酔科にとどまらず,眼科の対象となるコンサルテーション科は全科に及んでいる。防衛医大は自衛隊員の健康管理ができる医官を養成することを目的の1つとしている関係上,研修医は総合臨床医となるべく養成される。卒後2年間の研修では,臨床科16科臨床部7部のうち12科・部をローテートする(ただし,将来専攻を希望する科は6か月選択できる)。現時点では,この研修カリキュラムでは,眼科専門医になるのに後れをとることになるが,厚生省指導の臨床研修が義務化されれば,他大学と全く同一のカリキュラムとなる。しかし,この研修制度を利用して各科の医師が基本的にどのように考えているかを理解できるようになれば,コンサルテーションの際に役立つ利点もある。
当科では,糖尿病を対象とする第3内科とは,2か月に1度の割合で合同カンファランスを開催し,活発なディスカッションを行っている。しかし,お互いの連携が良好になるほど対象患者が増加することになり,近年,外来予約診療に支障をきたしている傾向がある。関連病院など地域医療機関で経過観察ができる患者は,眼科と内科合同の経過観察プログラムを全体として協議し,効率のよい外来診療を目指す必要がある。
内科,耳鼻咽喉科,脳神経外科,形成外科,小児科,泌尿器科,麻酔科にとどまらず,眼科の対象となるコンサルテーション科は全科に及んでいる。防衛医大は自衛隊員の健康管理ができる医官を養成することを目的の1つとしている関係上,研修医は総合臨床医となるべく養成される。卒後2年間の研修では,臨床科16科臨床部7部のうち12科・部をローテートする(ただし,将来専攻を希望する科は6か月選択できる)。現時点では,この研修カリキュラムでは,眼科専門医になるのに後れをとることになるが,厚生省指導の臨床研修が義務化されれば,他大学と全く同一のカリキュラムとなる。しかし,この研修制度を利用して各科の医師が基本的にどのように考えているかを理解できるようになれば,コンサルテーションの際に役立つ利点もある。
当科では,糖尿病を対象とする第3内科とは,2か月に1度の割合で合同カンファランスを開催し,活発なディスカッションを行っている。しかし,お互いの連携が良好になるほど対象患者が増加することになり,近年,外来予約診療に支障をきたしている傾向がある。関連病院など地域医療機関で経過観察ができる患者は,眼科と内科合同の経過観察プログラムを全体として協議し,効率のよい外来診療を目指す必要がある。
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