文献詳細
連載 眼の組織・病理アトラス・170
文献概要
毛様体に発生する腫瘍の1つに平滑筋腫leio-myoma of the ciliary bodyがある。比較的まれな腫瘍であるが,しばしば大型化し,悪性黒色腫との鑑別が問題になる。また,視機能を障害することがある。その意味で,悪性黒色腫に次いで重要な毛様体腫瘍である。
平滑筋腫は,子宮,消化管,皮膚など全身のさまざまな部位に発生する。眼内では,毛様体や虹彩に発生する。虹彩の平滑筋腫は瞳孔括約筋や瞳孔散大筋に由来する。脈絡膜は血管平滑筋が豊富であるが,平滑筋腫の発生は少ない。したがって,毛様体平滑筋腫は,毛様体に豊富に存在する毛様体筋に由来するとされている。
平滑筋腫は,子宮,消化管,皮膚など全身のさまざまな部位に発生する。眼内では,毛様体や虹彩に発生する。虹彩の平滑筋腫は瞳孔括約筋や瞳孔散大筋に由来する。脈絡膜は血管平滑筋が豊富であるが,平滑筋腫の発生は少ない。したがって,毛様体平滑筋腫は,毛様体に豊富に存在する毛様体筋に由来するとされている。
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