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緑膿菌性角膜潰瘍
著者: 大野重昭1 和田浩卓1
所属機関: 1横浜市立大学眼科
ページ範囲:P.113 - P.113
文献購入ページに移動 周辺部の角膜潰瘍は免疫反応によって起こることが多いのに対し,中央付近の潰瘍は感染性が多い。この症例は58歳の男性で,左眼の異物感,視力低下を主訴に受診した。左眼の著明な毛様充血,中央から耳側にかけての広範な角膜潰瘍,輪状膿瘍,前房蓄膿がみられた。潰瘍周辺の進行縁を擦過したところ,多数の好中球とともに緑膿菌が検出された。抗生物質の局所,全身治療により,潰瘍は徐々に消失しつつある。
患者は皮膚の基底細胞癌に罹患しており,免疫能の低下があった。
患者は皮膚の基底細胞癌に罹患しており,免疫能の低下があった。
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