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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻2号

2000年02月発行

特集 診断と治療の進歩—第53回日本臨床眼科学会シンポジウム

3.アレルギー性結膜疾患の診断と治療の進歩

著者: 熊谷直樹1

所属機関: 1山口大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.126 - P.129

文献概要

 アレルギー性結膜疾患はわが国の人口の約20%でみられ,極めて頻度の高い疾患である。アレルギー性結膜疾患は大きく,アレルギー性結膜炎と春季カタルに分類される。アレルギー性結膜炎では自覚的には掻痒感,他覚的には結膜充血や浮腫がみられるが,角膜傷害は伴わず視力予後は良好である。一方,春季カタルでは結膜に巨大乳頭などの増殖性変化を伴う強い炎症反応がみられ,角膜潰瘍・角膜プラークなどの角膜病変を伴う。春季カタルは,今後検討すべき課題の多い疾患である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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