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特集 診断と治療の進歩—第53回日本臨床眼科学会シンポジウム
文献概要
近年のコンピュータテクノロジーの進歩に伴い,種々の眼科診断検査機器が新たに開発され,それらが臨床応用されることにより,緑内障の診断技術が飛躍的に進歩向上している。特に共焦点走査型レーザー検眼鏡の開発により,眼底に関しても従来の定性的評価に加えて,視神経乳頭や網膜神経線維層の客観的かつ定量的評価が可能となった。本シンポジウムにおける講演では,主として共焦点走査型レーザー検眼鏡の中で,Heidelberg Retina Tomographによる視神経乳頭解析と,Nerve Fiber AnalyzerGDx Glaucoma Scanning Systemによる網膜神経線維層解析に関する最新の進歩について述べた。今後のさらなる進歩によって,視神経乳頭と網膜神経線維層解析が,視野と並んで臨沫的に有用な検査となることを期待したい。
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