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特集 診断と治療の進歩—第53回日本臨床眼科学会シンポジウム
10.内因性ぶどう膜炎の診断と新しい治療
著者: 中村聡1
所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.201 - P.205
文献購入ページに移動 ぶどう膜炎の発症機序と,診断と治療に重要な免疫学的特異性について,われわれの施設で出した最近の知見をまとめた。
ぶどう膜炎の疾患感受性遺伝子:ベーチェット病についてはHLA-Bローカス近傍のMICA遺伝子の関与も考えられるが,現時点ではHLA-B51が最右翼に属する。他にも原田病の疾患感受性遺伝子として一義的に関わっているのはHLA-DR4であること,サルコイドーシスについてはDRB1遺伝子の第1超可変部領域の11番目のセリンであること,HLA-B27関連ぶどう膜炎についてはMICAのマイクロサテライトの多型性の偏倚(A4)が存在することなどが明らかになっている。
ぶどう膜炎の疾患感受性遺伝子:ベーチェット病についてはHLA-Bローカス近傍のMICA遺伝子の関与も考えられるが,現時点ではHLA-B51が最右翼に属する。他にも原田病の疾患感受性遺伝子として一義的に関わっているのはHLA-DR4であること,サルコイドーシスについてはDRB1遺伝子の第1超可変部領域の11番目のセリンであること,HLA-B27関連ぶどう膜炎についてはMICAのマイクロサテライトの多型性の偏倚(A4)が存在することなどが明らかになっている。
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