文献詳細
連載 眼の組織・病理アトラス・161
文献概要
結核tuberculosisは,かつてわが国の国民病ともいわれていたが,今では患者数が激減した。しかし,老人ホームで結核が集団発生するなど高齢者結核が問題になっている。また,エイズ患者や悪性リンパ腫でステロイド薬の治療が行われた免疫不全患者にも比較的高頻度に発症している。
眼結核の多くは肺の初感染巣から結核菌が血行性にぶどう膜組織に到達して起こる二次感染によって発症する。その他に,結膜ブリクテンや網膜血管炎などは免疫反応によって生じる。
眼結核の多くは肺の初感染巣から結核菌が血行性にぶどう膜組織に到達して起こる二次感染によって発症する。その他に,結膜ブリクテンや網膜血管炎などは免疫反応によって生じる。
掲載誌情報