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連載 眼科手術のテクニック・123
網膜剥離における周辺硝子体処理(2)
著者: 石郷岡均1
所属機関: 1京都桂病院眼科
ページ範囲:P.302 - P.303
文献購入ページに移動 5 格子状変性部の硝子体処理
周辺部の格子状変性など硝子体癒着の強い部位は,必ず前部硝子体と分離・切断しておく。前部硝子体との切断が不十分な変性部では,残存した硝子体の変性萎縮により,術後3か月以内に硝子体牽引の増強による新裂孔形成および網膜剥離再発となる可能性が高い。
格子状変性上の硝子体は液体化していることが多いが,その周囲には硝子体の強い癒着があり,この部位にかかる牽引は主に対側の前部硝子体基底部方向が中心である(図4)。
周辺部の格子状変性など硝子体癒着の強い部位は,必ず前部硝子体と分離・切断しておく。前部硝子体との切断が不十分な変性部では,残存した硝子体の変性萎縮により,術後3か月以内に硝子体牽引の増強による新裂孔形成および網膜剥離再発となる可能性が高い。
格子状変性上の硝子体は液体化していることが多いが,その周囲には硝子体の強い癒着があり,この部位にかかる牽引は主に対側の前部硝子体基底部方向が中心である(図4)。
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