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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻3号

2000年03月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

ベーチェット病における眼症状と聴覚障害の関係

著者: 阿曽香子1 若倉雅登1 古野久美子1 松本美保1 大野晃司1 清水公也1 岡本牧人2

所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室 2北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.309 - P.312

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(D−7AM−11) 眼症状を有するベーチェット病で経過中に耳鳴,難聴をきたした8例を経験した。特徴として①眼発症1〜3年後に起こる,②眼発作を繰り返す例にみられる,③網膜血管炎などの後部発作と同時期に症状が発現する,④キーンという高い音の耳鳴から始まり難聴に進行していく、などがあった。以上のことから,聴覚障害は偶然の合併ではなく,ベーチェット病の部分症状であり,耳鼻科だけではなく,眼科でもその認識を持つ必要があると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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