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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻3号

2000年03月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

黄斑剥離を伴った裂孔原性網膜剥離手術後のOCT所見

著者: 神原千浦1 伊野田繁1 清水由花1 田邊和子1 堤雅弘1

所属機関: 1自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.327 - P.330

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(R2-8PM−19) 黄斑剥離を伴った裂孔原性網膜剥離術後27例27眼の黄斑部を,光干渉断層計(OCT)を用いて経時的に観察した。初回手術は,経強膜的手術19眼,硝子体手術8眼であった。結果は,術後検眼鏡的には復位を得ているにもかかわらず,OCT術後初回検査時に黄斑部に網膜下液が残存していた症例は,経強膜的手術で19眼中12眼(63%),硝子体手術で8眼中1眼(13%)であり,経強膜的手術後に多かった(p<0.05)。OCTは,検眼鏡でははっきりしない網膜下液を簡便に描出することが可能で,網膜剥離術後の黄斑復位の指標として有用な検査であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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