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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻3号

2000年03月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

原発閉塞隅角緑内障に対する虹彩切除術を併用した非穿孔トラベクレクトミーの手術成績

著者: 園田日出男1 長谷部日1 馬場恵理子1 岩田玲子1 新保信夫1 山口淑美1 岩田和雄1

所属機関: 1燕労災病院眼科

ページ範囲:P.339 - P.343

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(G−8AM−21) 点眼やレーザー虹彩切開術で眼圧コントロールが不良な原発閉塞隅角緑内障6眼に対して,虹彩切除術を併用した非穿孔線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)を行った。必要に応じて隅角癒着解離術を併用した。術後観察期間は平均16か月であった。術前眼圧は平均29.7mmHg,術後最終眼圧は平均9.5mmHgであった。過剰濾過による一過性の合併症として,軽度の浅前房と脈絡膜剥離が1眼に生じた。虹彩切除術を併用した非穿孔線維柱帯切除術は,原発閉塞隅角緑内障に対する安全で有効な術式であると評価される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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