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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻3号

2000年03月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

標的黄斑症の黄斑部機能評価

著者: 篠田啓1 大出尚郎1 石田晋1 川島晋一1 松崎忠幸1 角田和繁1 三田真史1 桂弘2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室 2国家公務員共済組合連合会立川病院眼科

ページ範囲:P.401 - P.406

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(P−1-141) 標的黄斑症における黄斑部機能評価を複数の検査法にて行った。中心視力が良好な3例6眼に対し,ハンフリー視野(HP)中心30度および10度,多局所網膜電図(m-ERG),走査レーザー検眼鏡による微小視野計測(SLO microperimetry)を行い,眼底所見との対応を比較検討した。いずれも検眼鏡的には中心窩領域に正常な網膜が残っており,HP10度では2例で,SLO microperimetryでは全例で中心に島状に感度良好な領域を認めた。m-ERGでは眼底所見上の病巣部で非病巣部に比して振幅の低下と潜時の延長を認めた。またHP30度、SLO microperimetry,m-ERGの結果から,眼底所見より広い範囲での機能障害の存在が推定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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