icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻3号

2000年03月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

YAGレーザー後嚢切開術後に生じた網膜裂孔と網膜剥離

著者: 金沢佑隆1 大庭啓介1 北岡隆1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.423 - P.426

文献購入ページに移動
(P−2-114) Nd:YAGレーザーによる後嚢切開術に,網膜裂孔と網膜剥離が5眼5例に生じた。後嚢切開術から裂孔などの発症までの間隔は,2か月が3眼,4か月と2年が各1眼であった。裂孔は,黄斑円孔3眼,弁状裂孔2眼であった。5眼中3眼に,高度近視,網膜剥離の既往,網膜変性などの危険因子があった。このような合併症の可能性のために,Nd:YAGレーザーによる後嚢切開術の前後には,十分な眼底検査が望まれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら