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臨床報告
エキシマレーザーによる屈折矯正手術の術後成績と患者の満足度調査
著者: 越智利行1
所属機関: 1越智眼科
ページ範囲:P.451 - P.457
文献購入ページに移動 過去14か月間にエキシマレーザーによる屈折矯正手術を受けた534例1,019眼の経過を追跡した。屈折矯正角膜切除術(PRK)が626眼に行われ,角膜内皮切削形成術(LASIK)が393眼に行われた。手術時の年齢は,両群とも平均34歳である。患者の満足度の調査はアンケートによった。PRK群では術後8〜14か月,LASIK群では術後1〜7か月である。矯正精度は,予想屈折値の±1.0以内のものがPRK群では91%以上,LASIK群では98%以上であった。アンケートに対する有効回答は308例(57.5%)で得られた。84%が術後視力に対してはほぼ予想通りと回答し,92%が手術結果について満足と回答した。屈折矯正手術に対する否定的な回答はなく,半数以上が「手術は有効で医療の進歩に感謝している」と回答した。
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