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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

加齢黄斑変性に対する放射線治療の効果に影響を与える因子についての検討

著者: 万代道子1 高橋政代1 松村美代1 笹井啓資2 小椋祐一郎3 本田孔士1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科視覚病態学教室 2京都大学大学院医学研究科放射線医学教室 3名古屋市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.509 - P.513

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(R-7AM-4) 加齢黄斑変性31眼30例に対して1回2Gy,総計20Gyの放射線照射を行った。1年後の評価で,21眼(68%)でスコア化した病巣の眼底像と蛍光像が改善し,Log視力は2割で改善し,5割で維持された。視力改善率は治療前の滲出斑の量が多いほど有意に良かった(p<0.01)。血管板の型(クラシック主体,オカルト主体,オカルトのみ),血管板の大きさ,網膜下液の量,網膜出血の有無は,視力改善率とは相関しなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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