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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

春季カタル患者の結膜擦過物中サイトカイン産生細胞の解析とその治療前後の比較

著者: 松浦範子1 内尾英一1 中沢正年2 松本覚13 高増哲也24 南陸彦2 大野重昭1

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室 2横浜市立大学医学部寄生虫学教室 3横浜赤十字病院眼科 4神奈川県立こども医療センターアレルギー科

ページ範囲:P.537 - P.541

文献概要

(R1-7PM-3) さまざまな疾患において,ヘルパーT細胞Thにおけるサイトカイン産生の比率(丁h1/Th2比)が免疫制御に重要であるといわれている。筆者らは,フローサイトメーターを用いて春季カタル患者3症例の結膜から採取されたT細胞における結膜インターフェロン(lFN)-y産生T細胞/インターロイキン(lL)-4産生T細胞比を求め,治療前後における変化を検討した。3症例ともにステロイド点眼または内服後に結膜正FN-y産生T細胞/lL-4産生T細胞比の増加がみられた。これより,結膜正FN-y産生T細胞/lL-4産生T細胞比は春季カタルの重症度に相関していることが示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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