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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

スポーツ選手における2種類の動体視力の検討

著者: 大久保真司12 勝木建一3 岡野亮介3 中正二郎3 有村尚也3 小松原敬子3

所属機関: 1リハビリテーション加賀八幡温泉病院眼科 2金沢大学医学部眼科学教室 3北陸体力科学研究所

ページ範囲:P.591 - P.594

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(G-7AM-7) スポーツ選手267名とリハビリテーション加賀八幡温泉病院および北陸体力科学研究所の職員28名に対して,静止視力(SVA)および2種類の動体視力としてkinetic visual acuity (KVA)およびdynamic visual acuity (DVA)を測定した。スポーツ時のSVAが1.0未満の人が全体の40%であった。KVAとSVAとの間には相関関係がみられたが,DVAとSVAとの間には相関関係はみられなかった。眼鏡による矯正かコンタクトレンズによる矯正かによってKVA, DVAともに差はみられなかった。良好なKVAを得るためには良好なSVAが必要であるが,スポーツ時に40%の人でSVAは不十分であり,眼科医がそのスポーツに適した視力矯正に積極的に関与すべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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