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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

長期間にわたって経過観察することができた小眼球症の1例

著者: 鈴木康仁1 檜垣忠尚1

所属機関: 1大阪府立身体障害者福祉センター附属病院眼科

ページ範囲:P.595 - P.598

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(G-7PM-14) 4歳男児を両眼の小眼球症と診断した。母は35歳で,正常分娩であり,生下時の体重は2,450gであった。右胸心があった。前眼部に異常はなく,眼底に偽視神経炎と網膜血管の蛇行があった。両眼とも+22Dの強度遠視で,初診時の視力は0.01であった。まず眼鏡を装用させ,1年後からソフトコンタクトレンズを併用した。2年後の矯正視力は左右とも0.4であった。15歳の現在,屈折値に変化はなく,矯正視力は左右とも0.6であり,眼軸長は右14.75mm,左14.59mmである。強膜肥厚,浅前房,狭隅角,uveal effusionはない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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