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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

遠隔転移による海綿静脈洞腫瘍17症例の臨床的検討

著者: 中野直樹1 佐藤実佐子1 宮坂忍1 吉原睦2 石川弘2

所属機関: 1国立病院東京災害医療センター眼科 2日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.599 - P.602

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(G-8PM-7) 日本大学医学部附属板橋病院を主とした施設で,海綿静脈洞の占拠性病変が画像診断で検出され,原発巣も確認された片側性の転移性海綿静脈洞腫瘍17症例の臨床像および画像診断の特徴について検討した。年齢は15歳から72歳の男性9例,女性8例であった。全例眼筋麻痺を示し,13例で三叉神経障害を合併した。視神経障害は4例でみられ、全例全外眼筋麻痺となった。7例が瞳孔不同を示した。CTおよびMRIでは転移巣が海綿静脈洞の外壁の突出像あるいは洞部の腫大像として観察できた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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