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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

近視度数による乳頭形状の比較

著者: 有本あこ1 清水公也2 庄司信行2 小原真樹夫1

所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科 2北里大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.603 - P.606

文献概要

(G-8PM-10) 近視矯正手術予定の正常人47名の乳頭解析をHeidelberg Retina Tomograph (HRT)にて行い,近視度数による乳頭形状を比較した。症例を中等度近視(−6D未満)と強度近視(−6D以上)に分け,2群間の各パラメーターの比較,近視度数とパラメーターの相関を検討した。Disc area (p<0.05),rim area (p<0.01),rim volume (p<0.05)が2群間で有意差を示し(Mann-Whitney U検定),近視度数と有意な相関を示した(Spearman順位相関)。今回の対象では近視度数により乳頭形状は異なり,またrim volumeはHRT判定プログラムに影響するため,近視度数に応じた判定プログラムが必要と考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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