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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

ベーチェット病の統計的考察

著者: 高橋敏江1 四倉次郎1 安達恵美子1

所属機関: 1千葉大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.629 - P.632

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(P-1-63) 1999年8月までの64か月間に受診したベーチェット病患者135例を検索した。男性72例,女性63例であり,45例(33.3%)が完全型,90例(66.7%)が不全型であった。不全型では43例(47.4%)に眼症状があった。29例(21.5%)が,神経,腸管,血管などの特殊病型であり,8例(27.6%)に眼症状があった。この頻度は,非特殊病型での75.5%よりも有意に低かった(p<0.0001)。特殊病型29例中24例が副腎皮質ステロイド薬の内服を受けていた。眼症状は,この24例中6例(25.0%)にあり,ステロイド薬の日数,1日量,総量とは無関係であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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