文献詳細
特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2)
学会原著
文献概要
(P-1-130) 女性に発症した中心性漿液性網脈絡膜症12例の自我状態と行動パターンを検索した。平均年齢は50±5歳であった。エゴグラムで「順応した子供(AC)優位型」とA型傾向判別表で「タイプA行動パターン」を数量化した。年齢をほぼマッチさせた女性の健常者12例を対照とした。AC優位型,タイプA,両型の混在のいずれかに分類されたのは,症例群中9例(75%),対照群中3例(25%)であり,両群間には有意差があった(p<0.05)。以上の所見は,中心性漿液性網脈絡膜症が発症した女性には,AC優位型かタイプAが多いことを示している。
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