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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

眼球摘出—過去16年における変遷

著者: 上松聖典1 栄田裕子1 津田恭央1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.661 - P.664

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(P-2-10) 1983年から1998年の16年間に長崎大学医学部附属病院眼科において施行した眼球摘出術を検討した。眼球摘出した73眼における原因疾患の内訳は,外傷性眼球破裂22眼(30%),眼内悪性腫瘍22眼(30%),感染性全眼球炎14眼(19%),有痛性眼球癆13眼(18%),その他2眼(3%)であった。前後8年間で原因疾患の割合に変化はなかった。眼内悪性腫瘍以外では,眼球をなるべく保存する傾向がみられた。外傷性眼球破裂によるものは全員が男性だったが,他の原因では男女差はなかった。義眼台は約半数で埋没し,ハイドロキシアパタイト義眼台が主流になりつつある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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