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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻4号

2000年04月発行

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

手術治療を要したボスナー・シュロスマン症候群の3例

著者: 繪野亜矢子1 前田秀高1 中村誠1

所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.675 - P.679

文献概要

(P-2-64) 眼圧下降手術を必要としたボスナー・シュロスマン症候群3例を経験した。いずれも男性で,年齢は35歳,42歳,51歳であった。いずれも片眼発症で,罹病歴はそれぞれ15年,3年,6年である。薬物により十分な眼圧コントロールが得られず,2症例では緑内障特有の網膜神経線維層欠損を伴う視野障害が生じたために,マイトマイシンC併用の線維柱帯切除術を行った。全例で眼圧が正常域になり,発作の頻度は低下している。本症候群には難治例があり,濾過手術が必要なことを示す症候群である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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