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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻5号

2000年05月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(3) 原著

硝子体同時手術における白内障手術の検討—遡及的研究

著者: 谷口寛恭1 元田正憲1 三島一晃1 北岡隆1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.812 - P.816

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(R1-7AM−11) 過去5年間の硝子体手術の際に水晶体摘出術と眼内レンズ挿入術を行った202眼を遡及的に評価した。白内障単独手術を行った308眼を対照とした。同時手術群では,一過性眼圧上昇が61眼(30%),後発白内障が48眼(24%),フィブリン析出が35眼(17%),眼内レンズ偏位が7眼(2%)にあった。対照群では,それぞれ6%,19%,1%,2%であった。同時手術ではこれらの合併症が起こりやすいが,重篤ではなく,必要があればこれを行う利点が大きいと結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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