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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻5号

2000年05月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(3) 原著

マイトマイシンCを併用した翼状片切除術の検討

著者: 坂東純子1 鈴木智1 横井則彦1 稲富勉1 佐野洋一郎1 外園千恵1 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.857 - P.860

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(R2-9AM−1) マイトマイシンCを併用する翼状片手術を57眼54例に行った。年齢は22歳から77歳,平均60歳であった。術中に0.04%マイトマイシンCを5分間結膜下組織に作用させた。眼球運動障害のある再発例14眼には角膜上皮形成術を併用した。平均17.4±13.9か月の術後観察期間中の翼状片再発は,初回手術33眼では皆無,再手術24例では2眼にあった。初回手術の1眼に一過性の角膜潰瘍が生じた。マイトマイシンCを併用する翼状片手術は,初回および再手術例に対して有効で安全であると結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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