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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻5号

2000年05月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(3) 原著

黄斑手術における術後視力の比較

著者: 島田宏之1 磯前貴子1 李才源1 佐藤幸裕1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.866 - P.870

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(R2-7AM−11) 特発性黄斑上膜(ERM)123眼,全層黄斑円孔(MH)76眼,滲出型加齢黄斑変性(AMD)59眼に硝子体手術を行った。術後最高視力に影響する術前要因について重回帰分析を行った結果,3疾患とも術前視力が最も高い相関を示した。視力改善は,ERM 59%,MH 78%,AMD 69%,術後0.5以上は,ERM 70%,MH 45%,AMD 22%であった。3疾患とも術後視力は有意に向上していたことから,これらの疾患に対する手術の有用性が確認された。術後に視力を維持・改善できるための術前視力は,ERM 0.9,MH 0.6,AMD 0.3と推定され,これを適応基準とするのが妥当であると考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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